2005年10月17日(月)
『地下室の古書店』にゆく
古書イベント/アンダーグラウンド・ブックカフェへ行くことにしました。あめにもまけずです。
神保町についたら、まずは、『書肆アクセス』さんへ。例の、折り紙豆本の作り方が載っているという『田中栞の古本教室』を買うのが今日の大事な使命その1です。
『書肆アクセス』は"「地方の本」専門書店"であり、小部数の書籍や一般書店では入手しづらい各地方の歴史関連書、情報誌などが上から下までぎっしり詰まっています。(でも見やすいのです。blogにも書籍情報が細かくアップされています)
さっそく獲物を狙うハンターの眼で『古本教室』を探します。
即見つかったので「ヨシ」と位置を確認して、店内散策。獲物物色。本屋に入ると狩猟民族になってしまうのはなぜなんでしょう。
『ミニコミガイド2005』というなんとも楽しそうな本を発見し、『古本教室』を購入しました。
古本教室には小さな折り紙豆本(画像)がおまけでついています。タイトルは「古本点取り占い」。ツボです。かつてコミケで「ガンダム点取り占い」というのを買って未だに勿体無くて使えないくらい、点取り占いが好物だからです。
「古本を買いすぎて/リュックがこわれた/3点」
でした。あるある!と強くうなづきながら『地下室の古書店 アンダーグラウンドブックカフェ vol.6』へ。入り口で荷物を預けふたたびハンターの眼で古本を眺めます。
本以外にも雑貨(かもめブックスコーナーにあったラッパタコというタコがラッパを吹いている?人形がなんともかわいかった!かもめブックスさんのblogに画像アリ)やポストカード、ゴムはんこなど好きな雰囲気のものがたくさん。また豆本とこけしに強い書店・『呂古書房』コーナーには豆本がずらり。しかし、格別ステキなものは手が出ない値段で、じっと観察するのみでした。
気がつくと全財産を使い果たしそうになったので、いろいろとあきらめて川上澄生の展覧会カタログと、絵本作家・赤羽末吉特集の『月刊絵本』を買いました。
たのしかったです。
イベントにかかわっていた友人に頼んで、置いてもらったまめまつりのDMは昨日の一日目でなくなってしまったとのことで、うれしかったです。
明日まで神保町の古書会館でやっていますのでお近くのかたは、ぜひどうぞ
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2005年10月15日(土)
神保町散策・予告編。 [製作メモ]
先日こちらのブログで「折り紙豆本」というものを知りました。
1:2の比率の紙を折ると、小さな本の形になるのだとか。
スゴイ。ぜひ折りたい!
作り方が載っているという「田中栞の古本教室」を入手しに、神保町の「書肆アクセス」に急がねば。
…よく考えたら、この「古本教室」、先日神保町へ行った折にもらった『「書肆ユリイカの本」展』のチラシで出会っていたのでした。プチ製本教室など、展示中のイベントにも興味があったのですが、会場が遠く断念したのでした。
→会場は仙台のブックカフェ・「火星の庭」
展示は今月いっぱい、開催中のようです。
サイト(http://www.kaseinoniwa.com/)にも、田中栞さんの
装丁に関する連載があり読み応えがあります。美しい画像も必見。
神保町である古書販売+カフェ+トークショーなどのイベント・「アンダーグラウンドブックカフェ」(16〜18日 東京古書会館地下ホールにて)に行くので、そのときに「古本教室」も入手しよう。
「ブック・カフェ」消しゴムはんこの販売やワークショップもあるとか。なかなかおもしろそうです。
現在製作中の、指輪に関する豆本「ユビワカタログ」。
すっかり出来たつもりで表紙用のパーツを買い込んだりしていたのに、あらためて本文をプリントアウトしたら、どうもいまいち。
用紙が思ったより厚く、1折で真ん中を綴じようとしたのですが、ちゃんと閉じなくてかっこわるい・・・。
気がついてしまうと、もうやり過ごせず。原画をスキャンすることからやり直しました。
やり終わった今だからすっきり書けますが、こんなことはもう二度とやりたくないです!ノーモアやり直し。
いい加減にゴーサインを出さないよう、自分を戒めなくては…。
なかなか簡単にはゆかないなあ。精進精進。
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2005年10月12日(水)
浅草橋へ [製本の道具]
指輪豆本(予定サイズ:たてよこ3センチ)に合う大きさのチャームを探しているのですが、近所ではなかなか見つかりません。
そこで、今日はアクセサリーパーツの問屋さんがたくさんある浅草橋へ。到着して10分であっさり目的達成。さすが。
本型のチャームを自分用に追加。ちゃんと本が開いて、中には天使とハートマークが。大きさは1センチくらいです。世界最小の豆本(0.95"ミリ"角!)とまではいかなくとも、指先サイズのまさに"豆"ってかんじです("本"ではないけど…)。かわいい。行ったかいがありました。
*今回チャームを購入したお店はfancy box(吉田商事)さんです。
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2005年10月11日(火)
豆本の改良、しました [製作メモ]
先日完成した「体育会系ネコ部」。
連休中、冷静な頭で眺めてみると、どうしても色むらが気になったので、もうひと過程・「下地塗り」を加えることにしました。
布の目を下地剤で埋めていけば、筆運びもスムーズで、仕上がりもすっきり。乾燥してからマット仕上げの保護剤も何度かスプレーして。
ようやく、完成!とこころから納得できました。
雨の連休中、五冊出来上がり。
一冊が、早くももらわれてゆくことになりました。
わくわくしながら、梱包しています。
そんなイキオイで、近所のアートイベントに出展の申し込みもしてみました。もし参加できたら、いろんな方に手にとって見てもらいたいところです。
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2005年10月08日(土)
木葉井悦子さんの作品を見に。 [観る]
先日、かねてから待望の木葉井悦子さんの作品展をやっと観に行きました。
軽井沢駅前でレンタサイクルを借りて絵本の森美術館へ。すこしだけ色づき始めた緑の中を、すいすい走るとなんとも心地よい。
はやる気持ちをおさえながら展示室へ入ると、ずらっと原画("みずまき""わたしも""ぼんさいじいさま""クロてがみかこう"など)が。
多くは水彩やパステルなどで描かれ、ざわざわと音が聞こえてきそうな情報量。
庭に水まきするお話『みずまき』の絵一枚でも”ここに虫!""ここにはミミズク!"と発見する楽しさがあります。コギレイに整理された情報ではなく、世界のごちゃごちゃしたところまで描かれているようなすばらしい絵です。自由。エネルギーにあふれた作品群をみていると、気持ちがじわじわ満ち足りました。
また、現在入手できない本がファイル形式で閲覧できるようになっていたのも、うれしかったです。時間を忘れて読書しました。
"カボチャ"がおなかをすかせた生き物たちに「たべたーい」と言われて「いいよ」と即答するお話『カボチャありがとう』がツボでした。ああ、いいなあ。なんて大らかなんだー。
木葉井さんの作品はとにかく見ているだけで勇気がわきます。
展示室に木葉井さんと関わった、たくさんの方のコメントが掲示されていたのですが、広松由希子氏のものが特に腑に落ちた表現でしたので抜粋します。
「画面の底からどぶどぶといのちがあふれ出してくるような絵本」
ほとんどの作品が入手しづらいのが、本当に残念です。もっと復刊してくれないかな。
雲場池。いつもきれい。鴨がたくさん昼寝をしていました。
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