2005年10月02日(日)
漫画の文字入れは大変だ [製作メモ]
豆本ネコマンガ「体育会系ネコ部」の文字入れをしているのですが、絵本と違って、マンガの文字入れは予想以上に大変でした!
フキダシの中のちょうどいい位置におくのに苦労したり、モノローグ・解説・セリフとフォントを何種類か使い分けたり…。絵本は絵と文がはっきりわかれているので、今思えばずいぶんらくちんでした。
一晩中かかって、1ページしかできなかったこともありますが、なんとかもうすぐ終わりそうです。やった…。
大変だけど、また豆本マンガを作ることがあったら、これも経験になります。
指輪豆本の装丁もようやくピンときて、今日はこれから新宿へ買出しです!
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2005年09月30日(金)
想月堂ぎゃらりーへ。 [観る]
夜中まで「体育会系ネコ部」本文の印刷調整をし、表紙用布の裏打ちもして、気分すっきり赤羽へ。
想月堂ぎゃらりーで行われている細川貂々さんの展示最終日にすべりこみ。貂々さん作の、マトリョーシカがどうしても見たかったのです。
迷いそうになりながらもたどりつき、ギャラリーの窓辺に並んでいるマトリョーシカを見つけ、わーやっぱり本物はいいなー、とワクワクしました。中に入ってみると、貂々さんの本や、手ぬぐい、ポストカードが。私は手ぬぐいが大好きなので、ネコと女の子の2種類、そして「たからさがしえほん」という本を手に入れました。嬉しい。
ほかにも、いろいろな作家さんの作品がありました。鉱石の標本やかわいいコースター、アクセサリーなど、こどものときに憧れた記憶があるものたちが色あせずに素敵なまま並んでいる。そんな感じの場所でした。
豆本が並ぶ小さな本棚もあって、やさぐれ書房さんのネコ写真集豆本や、鳩山郁子さんのオブジェのような豆本をここでも見かけました。見たことのある作品があると、ほっとします。かってに、親近感を抱いているみたいです。
そして、最近、自分の作った本もいろんな人に見てほしいな、と思うようになりました。”まめまつり”をきっかけに、イベントへの出展やボックスギャラリーのレンタルなど、自分でできることを始めてみようと思います。まずは作品を一定数つくらないといけませんが…。
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2005年09月29日(木)
とつぜん裏打ち作業 [製作メモ]
忘れちゃいけないネコ豆本「体育会系ネコ部」について。
私のプロフ画像と同じ装丁で、中身はネコマンガ+ちょこっと写真。本文32p。
今日は本当は作品展をふたつめぐるつもりだったのですが、アクシデントで、明日に順延。予定が変わってしまったので、近所に「ネコ部」表紙用の布を買出しに。裏打ち用の和紙も買って、これから布の裏に貼り付けます!
指輪豆本「ユビワカタログ」の表紙用にも、ビーズやスパンコールを物色。小さい本なのでどうやったらデザインがぴしっと決まるのか、ちょっと試行錯誤中です。
それにしても、画材があるお店に入るとついつい余計なものまで買ってしまいますね。今日は、カラーペンのセットを、"オマケ"にしちゃいました。
さて明日こそ、展示に気持ちよくいけるようにこれから作業作業です。
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2005年09月27日(火)
秋の神保町散策 [観る]
行きたくなったので、行っちゃいました。
豆本や稀少本、こけしも扱う古書店、呂古書房さんへ。
ビルの4階まで上るエレベーターで、すでにわくわく。扉が開くやいなやさっそく入ってみれば、入り口付近にずらりと豆本が。ネットオークションでよく見かける、サントリーの出していたアンクル・トリスの豆本がレジ前の箱に並んでいました。実物は初めてみるので、まじまじ眺めてしまいました。
また、随筆など文章主体の硬派な本らしい豆本(普段みかける豆本は"眺める"本が多く、読むことが主体の豆本がこんなにあるところは初めて)がたくさん。きっちりかっちり正確な造本、または簡略だけれどとっつきやすい製本、など内容に合わせたスタイルがいろいろとあるのだと参考になりました。
箱にざくざく入ったお手ごろな蔵書票が目に留まったので、物色。(蔵書票とは「蔵書の表紙・見返しなどに貼り付けて、その所蔵者を示すための」ちいさな紙片。美しい版画作品が多く、「紙の宝石」とも呼ばれています)ネコ好きなので、ネコのものを選択。風月堂が出していた、販促小冊子「ぐるめの絵本」も一緒に購入。そして、私も蔵書票をつくろう!と安易にのっかって意欲を燃やしてみたり。
また、少し歩いてくりくり誌の読者さんの展示「くりくり展」の会場・AMULETへ。会期終了まぎわのすべりこみです。鳩山郁子さんの豆本を初めて見ました。雰囲気がとてもある作品でどこか透明感のある美しさ。タッセルつきの作品がとくに素敵に感じました。
●鳩山郁子さんの公式サイト・トップはこちら
そして、かつての級友が働いている古書店にはじめてお邪魔してみる。版画と美術書など「なんで今まで入らなかったのだろう」という店内で、読んでみたかった歌舞伎本を購入。さらに、意外と手ごろでステキな版画もあるのだなー、などと思ったりして。思っただけで買い物ブレーキが利いたのでよかったのですが、神保町…、あっさり人を散財させる危険な町…と改めて実感。
こまごま買ったものがつまったカバンを手に、好きなものを好きなように作ろう、と勇気をもちつつ帰りました。
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2005年09月26日(月)
文字入れ作業。大詰め。 [製作メモ]
製本に使ったのりボンド(ヤマトのり+木工用ボンド)や、うすボンド(水で薄めたボンド)は、そのまま置いておくと、綺麗にはがれます。ていうか、はがすのが好きです。
それはさておき、一日中、ずーっと、ちまちまPCで豆本本文に文字いれ。たった32ページなのに、小さい本なのに、あれこれ悩んでしまいたくさん修正する。ポイント数やフォント、絵とのバランス…試行錯誤の連続であっという間に時間がたってしまう。
小さい本なのに、というか、小さい本だからスペースがないんだなぁ…、などとジワジワ具体的に現実的に苦しみつつ、日付が変わったあたりでひとまず完成。
文字が入ったものをプリントしてみるとやっぱり印象が締まって、本らしく変身するのでウレシイ。ちっちゃくてかわいいし。現金なものです。
などと眺めていたら、誤植、発見。
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