2005年09月27日(火)
秋の神保町散策 [観る]
行きたくなったので、行っちゃいました。
豆本や稀少本、こけしも扱う古書店、呂古書房さんへ。
ビルの4階まで上るエレベーターで、すでにわくわく。扉が開くやいなやさっそく入ってみれば、入り口付近にずらりと豆本が。ネットオークションでよく見かける、サントリーの出していたアンクル・トリスの豆本がレジ前の箱に並んでいました。実物は初めてみるので、まじまじ眺めてしまいました。
また、随筆など文章主体の硬派な本らしい豆本(普段みかける豆本は"眺める"本が多く、読むことが主体の豆本がこんなにあるところは初めて)がたくさん。きっちりかっちり正確な造本、または簡略だけれどとっつきやすい製本、など内容に合わせたスタイルがいろいろとあるのだと参考になりました。
箱にざくざく入ったお手ごろな蔵書票が目に留まったので、物色。(蔵書票とは「蔵書の表紙・見返しなどに貼り付けて、その所蔵者を示すための」ちいさな紙片。美しい版画作品が多く、「紙の宝石」とも呼ばれています)ネコ好きなので、ネコのものを選択。風月堂が出していた、販促小冊子「ぐるめの絵本」も一緒に購入。そして、私も蔵書票をつくろう!と安易にのっかって意欲を燃やしてみたり。
また、少し歩いてくりくり誌の読者さんの展示「くりくり展」の会場・AMULETへ。会期終了まぎわのすべりこみです。鳩山郁子さんの豆本を初めて見ました。雰囲気がとてもある作品でどこか透明感のある美しさ。タッセルつきの作品がとくに素敵に感じました。
●鳩山郁子さんの公式サイト・トップはこちら
そして、かつての級友が働いている古書店にはじめてお邪魔してみる。版画と美術書など「なんで今まで入らなかったのだろう」という店内で、読んでみたかった歌舞伎本を購入。さらに、意外と手ごろでステキな版画もあるのだなー、などと思ったりして。思っただけで買い物ブレーキが利いたのでよかったのですが、神保町…、あっさり人を散財させる危険な町…と改めて実感。
こまごま買ったものがつまったカバンを手に、好きなものを好きなように作ろう、と勇気をもちつつ帰りました。
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Posted by 西イズミ
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