2005年10月27日(木)
「てんてん・ぐーす展」へ。
浦安のギャラリーどんぐりころころさんへ、漫画家細川貂々さん(著作)とアーティスト大内ぐーすさんによる「てんてん・ぐーす展」を観にいってきました。
ネットでギャラリーまでの道のりを調べたとき、銭湯が小さい範囲に三つもあって、なんとなく嬉しくなったわたし。実際に銭湯の前を通ってみたら、ぴかぴかの近代的なのではなく、昔懐かしいこぢんまりとしたよい大きさの銭湯。夕方だったら入っていたのに。
などと寄り道をしながらギャラリーへ到着。
やわらかい雰囲気の中にかわいらしい作品がたくさん並んでいました。お茶やお菓子までいただきながら、のんびりみさせていただきました。土人形は色鮮やか。ぐーすさんの小鳥の七宝焼きがきらきらかわいい。イラストがはいった小皿やカップなどなど、こまこまと愛らしいものに目を奪われます。
しかし、やっぱり、マトリョーシカが気になる!
並んでいるのいくつかのマトリョーシカをなんども見比べる。どれもかわいいので心でウンウン悩みながら、どんぐりやイチョウがあしらってある「アキコさん」をいただくことにした。
包んでいただきながら、たくさん並んでいるお仲間からアキコさんを引き離す気がして、ちょっと不憫でした。でもかわいいんだもの。
貂々さんは外出されていたのですが、作品が見られただけでも大満足でした。緊張するたちなので、もしお会いできてもオロオロしただろうなあ。緊張しながら、ノートに感想を書きました。
ギャラリーを出て、またすこし散歩。ギャラリーのある「フラワー通り」には色とりどりのイラストが描かれています。気に入った「ナスDUCK(&住人の方の物らしきカートの足)」。
行きに気になっていた「清瀧神社」にもおまいり。扇形のおみくじを引いてみると「中吉」。なかなかですね。本殿の彫刻がとても細かかったけれど、携帯のカメラではうまくうつらず。
フト脇を見ると「人造富士」!
これは富士山信仰が流行したころ、病人や老人、女性など、当時富士山には登れない人たちのために作られた「人口の山」です。これに登れば実際に登頂したのと同じご利益があるとされていたとか。都内にもたくさん作られ、今でもいくつか残っているそうです。種村季弘氏の「江戸東京<<奇想>>徘徊記」で人造富士について読んで以来、一度見てみたかったので、散歩がてらにうっかり見られてうれしい。
あちこち苔むしていて、実際に登ったらスベりそうだったけれど、てっぺんがちゃんと富士山らしくぺたしとしていて、下から見てもなかなか良い眺めでした。
帰りは東西線でぎゅーんと吉祥寺まで。豆本の材料をいくつか買ってかえりました。ここ数日間は、量産のためのパーツ作りです。
Posted by 西イズミ
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