2005年07月01日(金)
本文完成までの道のり [豆本製本]
本文に文字を入れて印刷し、見開きごとにカット、綴じ穴もあけました。
次は、糸で綴じます。
東急ハンズで購入した製本用の綴じ糸を使ったのですが、ちょっと太すぎました。以前、豆本の教室に参加したときは「絹糸を2本取り」して綴じたのですが、その方が仕上がりが綺麗。
※糸を綴じ穴に入れる順番や、糸の後始末、遊び紙を入れる場合など、詳細は本を参照されることをおすすめします。
「自分で作る小さな本」(カラー図版多数。どれも美しく、気軽にいくつかのバリエーションの豆本を作ることができます)や「手製本を楽しむ」(豆本に限らず、”製本”について、詳細に書かれています。)など、いろいろ出ています。
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綴じ終わった状態。
本文の背は糸もろともボンドをうすくのばして固めてあります。
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本文の2倍の幅でカットし、中表に折った「見返し」用紙を本文裏表に貼ります。
本文のノド側に5ミリ幅くらいに水で薄めたボンドを塗り、接着します。
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背以外の部分(天・地・小口)が綺麗にそろうようにカットします。
ずれないように、定規はしっかり押さえます。ちょっと緊張します。カッターを持った手には余計な力を入れず、一度で切ろうとせずに、スッスッと軽やかに手を往復させましょう。
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花ギレ(背表紙と本文の間からちらりとのぞくアレ)を天地にはりつけ、その間に「寒冷紗」というガーゼのような布を貼ります。
花ギレも寒冷紗も、東急ハンズや画材店で売っています。
が、花ギレも市販品だと大きすぎるようなので、こよりと布で自作したほうが具合がよさそうです。
本文が完成し、サイズがきっちり出たのでそこから表紙・背の大きさをわり出し(こちらも参考書を参考になさってください)芯になる厚紙、表紙用の紙をサイズどおりに切っておきます。
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Posted by 西イズミ
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