2006年01月01日(日)
迎春 [日常]
あけましておめでとうございます。
おせち料理とお雑煮の準備をしたら力尽きて、結局ぼんやりするうちに夕方になってしまいました。
明日からお年始の挨拶など外出も増えるので、今日はのんびり過ごします。
画像は「寶船」の図。「宝」の旧字を逆さにして船にみたてているんですね。これも、「お正月の準備」という記事で書いたのと同じく杉浦日向子さんの「一日江戸人」という本で見て、年賀状の柄に使ってみました。枕の下に敷くと、本日よい初夢がみられるとか。
「なかきよの とおのねふりの みなめさめ
なみのりふねの おとの よきかな」
この歌は回文になっております。(末尾から読んでみましょう)
漢字にすると「長き夜のとおの眠りの皆目覚め 波乗り船の音のよきかな」。(ネットで調べたら”永き世の”という説もありました)
「とおの眠り」=深い眠り、という意味のようです。
長い夜のあいだの深い眠りから目覚めると、心地よく揺られる船の上。波音がひときわさわやかに聴こえてくる…、そんな感じで「なんかいいこと」を連想させるエンギがいい歌です。
一喜一憂しつつまた一年がんばります。今年もよろしくお願いします!
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2005年12月31日(土)
お正月準備もひと段落。
「日本鏡餅組合」という組織がこの世にあり、イメージソング「鏡餅ばんざい!」まで作られているとは。
鏡餅ったら鏡餅♪鏡餅ったら鏡餅♪鏡餅ったら鏡餅♪
ちなみにこんな歌です。
それはさておき、いよいよ今年も大詰め。
2005年は、「まめまつり」というイベントを知ったおかげで、アレコレと行動が計画的になったり思い切って行動することが増え、よい経験もりだくさんでした。
新しい年もこのままがんばってゆく予定です。(まめまつり本番も近いこともあり)
いろんな形で出会った皆さん、知人友人の皆さん、今年も一年お疲れ様でした。ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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2005年12月28日(水)
お正月の準備。
どうぶつの森に入り浸ってしまいました。
すごくたのしい。なんじゃこりゃ。
あと、未練がましく話を推敲していたらあっというまにこんな日付け。
さて、このあたりで新年のお作法をメモっておきましょう。
今年逝去された杉浦日向子さんの著書「一日江戸人」より、「決定版・江戸人のお正月はコウ祝うのが正しい」をご紹介します。(青字部分が引用箇所)
1・大晦日の晩は寝ずに元旦をむかえると寿命が延びる。
日付が変わるまでなら楽勝だけど、日の出まで起きているのはちょっとタイヘンかも。
2・年があらたまったらスグ水を汲む。それを飲むと病気をしない。
これを「若水」というのだとか。井戸水がいいらしいのですが、さすがに近場に井戸はなく。でもご安心。水道水でも構わない、そうです。
3・初日の出を見ると寿命が延びる。
来年の元旦はちょっと曇りそうですが…。
4・恵方参りをすると運が開ける。
初詣は、元旦に限らず松の内(7日まで)に行けばよいそうですが、その際に恵方(その年の干支にちなんだ大吉の方角)にある神社にお参りするといいらしい。2006年の恵方は「南南東」。さてご自宅の南南東に神社はありますか?私は、例年通り近所に行ってしまうと思いますが…。
5・福茶を飲むと壮健になる。
福茶とは、前出の「若水」で作るものです。
種を除いて、ちぎった梅干と、短冊状に切ってから結んだ塩昆布を湯のみに入れ、沸かした若水をそそげば出来上がり。梅こぶ茶、ですねー。
6・屠蘇は長寿延命の薬、です。
お屠蘇ってあまり飲んだ記憶がありません。ちなみに、若水を汲んだり福茶をいれたり、などを旦那さんがやるとよりよいそうで、
7・三が日嫁を楽させると家が繁栄する。
なんて言われてもいたとか。その他、
8・新春の勝負事は開運出世になる。
勝てば幸先が良く、負ければ厄落としでどっちに転んでもよいそうです。スゴロクとか、とりあえずじゃんけんとかしてみましょうか。
9・元旦の房事は早く老ける。
房事とはなんぞや?というお方は、えーと検索を。
10・猥談による初笑いは強運を呼ぶ。
けっこうハードルが高いです。「笑える猥談」。
11・宝船の絵をふとんの下に敷くと吉夢が見られる。
これは定番。
12・初湯に入れば若返る。
温泉なんかだと最高ですな。
なんでも「初」をつけられるお正月、年を取るごとに好きになっています。とりあえず、簡単そうな「若水」「福茶」あたりをやってみよっと。
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2005年12月24日(土)
年賀状完成。
いぬスタンプほりました。モデルは「埴輪の犬」です。とりあえず全部書き終え、さきほど24時間開いている受付にて発送してきました。クリスマス・イブは、思っていたより静かな夜でした。
ニンテンドウDSをもらったので「どうぶつの森」やります。やったー。(豆本を作り終わるまではほどほどに)
明日からはおせち料理対策。師走はほんとうにスゴイです。やることがありすぎです。
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2005年12月23日(金)
弥生美術館「こどもパラダイス」を見に行く。
弥生美術館・竹久夢二美術館へ、またしても展示終了ぎりぎりに行ってきました。
1920〜30年代の児童雑誌に描かれた貴重な作品が並んでいます。服装が和服から洋服になっていったり、町に高層ビルが建ち、近代化してゆくなど、時代がめまぐるしく移り変わってゆく様子が雑誌の挿絵にも次々と反映されていく過程がとてもわかりやすく展示されていました。ヴァーチャルに追体験しているような濃い空間。作品数の多さにも大満足。
武井武雄氏の作品を目当てに言ったのですが、「安井小弥太」という人の乗り物の絵がズバッと迫ってきて、非常にカッコよかったです。鉄道の絵とか、駅の絵とか、画面の空間を生かしきった高低差と奥行きのある絵で心が躍りました。「きっと超有名な人だ!」と帰宅してすぐ検索をかけてみたのだけれど、あまりヒットしない。うーんすごくいいのに…。
こちらに作品がありました→ http://www.kodomo.go.jp/gallery/digi/KODOMO_WEB/gallery/g_j070.html
どの作品にも安易なファンシーさがなく、美しく潔くかっこよくて"上質の芸術を子供に!"というコンセプトのもとに作られた雑誌だというのが頷けるものばかり。
目を楽しませてもらったと同時に”オソレイリマス”という気持ちになりました。そして、あたらしい豆本の絵を書くためのヒントがたくさん発見できました。
そして、帰りにショップスペースで(またツボにはまるグッズがたくさんあるのです)モノスゴイ本と目が合ってしまったのです。それが画像の本「たべるトンちゃん」。初山滋著。
初山さんの絵は本当に独特で、存在感があって、でもスキマもちゃんとあって不思議な空気なのですが、この本はそんな空気が濃度倍増になったような一冊。くいしんぼうのブタがあちこち食べ歩くだけなんですけど、ブタも作者もおっそろしくマイペースなのでページをめくるごとにガーンと頭を蹴られたようなショックが。最後も「こんなんでいいのか!」というオチで。買ってよかった一冊です。
好きなものが増えて嬉しい一日でした。
Posted by 西イズミ パーマリンク
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