2006年01月01日(日)
迎春 [日常]
あけましておめでとうございます。
おせち料理とお雑煮の準備をしたら力尽きて、結局ぼんやりするうちに夕方になってしまいました。
明日からお年始の挨拶など外出も増えるので、今日はのんびり過ごします。
画像は「寶船」の図。「宝」の旧字を逆さにして船にみたてているんですね。これも、「お正月の準備」という記事で書いたのと同じく杉浦日向子さんの「一日江戸人」という本で見て、年賀状の柄に使ってみました。枕の下に敷くと、本日よい初夢がみられるとか。
「なかきよの とおのねふりの みなめさめ
なみのりふねの おとの よきかな」
この歌は回文になっております。(末尾から読んでみましょう)
漢字にすると「長き夜のとおの眠りの皆目覚め 波乗り船の音のよきかな」。(ネットで調べたら”永き世の”という説もありました)
「とおの眠り」=深い眠り、という意味のようです。
長い夜のあいだの深い眠りから目覚めると、心地よく揺られる船の上。波音がひときわさわやかに聴こえてくる…、そんな感じで「なんかいいこと」を連想させるエンギがいい歌です。
一喜一憂しつつまた一年がんばります。今年もよろしくお願いします!
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Posted by 西イズミ
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