2005年06月17日(金)
雨と浮世絵 [観る]
朝から一冊の割付計画を終わらせ、日本橋三越の、「北斎と広重展」に行ってきました。本当は、昨日行くつもりで電車にも乗ったのだけれど、途中で頭痛でどうにもだめになり、引き返したのでした。梅雨前線の低気圧攻撃に敗戦を重ねている今日この頃です。
今日は再チャレンジ。すでに会場は異常に混雑していて、みんながくたびれながら観ていました。「いっそ気にしない」という戦法で乗り切ることにして、淡々と観はじめました。
北斎が「かっこいい構図」なのに対して、広重は「人物が大きめ。旅気分を感じる雰囲気」だという解説にフムーなるほどねえと思っていたら、後ろのおばさまが「ストーリーがあるのよね!」と大変わかりやすい一言を放ちました。そうそう。
人物が大変かわいらしく和む。小憎らしい表情の客引きの姐さんなんかも親しみが持てる。いいねいいねー、とひとり盛り上がって広重だけもうひとわたり観て、満足して帰りました。
関連タグ :
Posted by 西イズミ
トラックバック
トラックバックURL
http://tobiraya.net/blog/tb.php?ID=45