2007年09月30日(日)
本日最終日 [イベント]
「箱の中の豆本たち」展が本日最終日を迎えました。
残念ながら「猫楽百貨」の準備に追われ、訪問予定だった日も作業作業で押し流されてしまい(自業自得)ヘロヘロで結局訪れることが出来ませんでした。残念無念。とても盛況だったとのことで、尚更です。
そんな情けない日常はさておき、ご来場の皆様どうもありがとうございました。
豆本という小さな存在が、より大きな広がりをみせる機会を作ってくださったスタッフの皆様、参加作家様御一同にも深く御礼申し上げます。
●感想としては、当番に行けなかったり深く関われなかったのでやり残した気持ちが多く、販売や展示のシステムに関しても理解が足りなかったようで、いろいろ自省しています。
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2007年09月29日(土)
2007年09月21日(金)
世田谷「箱の中の豆本たち」展 本日開始 [イベント]
正確には「三軒茶屋へ」。
先日「箱の中の豆本たち」の搬入を終えてきました。本日より展示開始です。豆本作品のみならず、27組の作家たちがそれぞれに趣向を凝らした箱の中の世界を、じっくりゆっくりお楽しみください。
扉やは、既刊7冊を展示・販売いたします。見本も添えてありますのでお気軽に手にとってご覧くださいね。「ユビワカタログ」用のルーペも置いてあります。
また、期間中4組の作家による豆本制作のワークショップも行われます。
23日赤井都の豆本作りワークショップ
24日和綴じ漢詩豆本「まめかん」を作る
29日簡単豆本! ホチキス中とじ製本と折り紙製本
30日つくも堂まめ本舗の豆本づくり
※詳細および申し込み先ははこちらをご参照ください。
また、niftyのコミュニケーションサイト「語ろ具」にて「手の中に入る本 〜 豆本の世界」という記事が書かれております。昨今の豆本人気の理由や豆本起源についてなど、さくっとわかりやすくまとめられています。筆者の蔦谷耕書堂さん(blogはこちら)も展示に参加しておられます。展示に来られる前に読んでみると興味が増すことうけあい。
*記事中で、赤井都さん(→HP)、蔦谷耕書堂さんの作品とともに扉やの豆本も紹介していただきました。どうもありがとうございました。
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仕様変更と価格変更 [おしらせ]
●たまもの仕様変更
函の素材をを2ミリ厚のボードに変更しました。また、表紙ラベルをたまもの版画を素材にプリントアウトしたものから、一点手押しの版画ラベルに改めます。箱のサイズに合わせて版画も彫り直しました(図柄・ロゴは極力変えぬようにしましたが手作業なので若干印象が違うかもしれません)。
●バーサンサロの価格改訂
1500円に価格を改訂いたします。既にイベント等でこの価格で販売しており(ミスというか勘違いです…)サイト上でも改めることと致しました。4月の改訂の時も記載しましたが、以前の価格でご購入された方々には申し訳ございません。お申し出いただけましたら、ささやかですがオマケをお送りいたします。
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2007年09月14日(金)
ヨコハマへ [観る]
神奈川近代文学館に「佐藤さとるコロボックル物語展」を観に行く。今月、かなり時間がぎちぎちなので、行けないかも…と思い悩んでいたのだけど、ある朝「寝なければ行けるんじゃん?」と閃いたのでそのまま突っ走ってみた。(電車の中で爆睡)
「だれも知らない小さな国」はいつだったか、多分10歳前後に読んだやたら吸引力のある物語で、ふと眼前にあらわれたコロボックルたちが跳ね回るのを主人公と一緒になって追ううちにみるみる読み進んで行く。その最中も読み終えてからもものすごく満たされた。多分、多くの人が同様の体験をしたのだろう、今に至るまで根強く支持されている名作シリーズなのだ。そんな作品が生まれた背景や、佐藤さとるが作家になるまでの過程が、当時の写真や実際の原稿などの資料と共に並べられている。
印象的だったものがふたつあって、ひとつは幼少時に悪戯をした罰に書かされた「もう二度といたしません(うろおぼえ)」といった毛筆の反省文。用紙いっぱいにちらばった文字にコドモが拗ねたときの雰囲気があって面白い。横にはバーン、と押したときの音が聞こえそうな、墨色のてのひらが並んでいる。これは御本人にとっても印象的な体験だったようで、「てのひら島はどこにある」という作品に生かされているようです。
ふたつめは、戦時中に同級生と一緒に並んで写真。その頃、同級生たちに「戦争が終わったら童話を書く」と宣言していたとのこと。3,4人で並んで、和やかな表情をしている、なんてことのない写真なのだけど、強い未来への意思とその切実さが伝わってきました。「だれも知らない小さな国」もそのような強い意志を持って書かれた物語で、3年もの歳月をかけて繰り返し繰り返し推敲されたのだそう。”消しゴムで書く”という表現を使うほどだったとか。「消しゴムで書く」もさらっと印象深い、よい言葉。
こじんまりした会場だけれど、作家と作品に対して情熱を持ってまとめられた丁寧な展示。30日まで。大人400円。
●余談:すぐ近くの大佛次郎記念館もよいです。猫好きで有名な作家だからか?周辺に猫が多かったり。
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