2006年09月03日(日)
むずかしい〜!!! [豆本製本]
在庫切れ中の「ユビワカタログ」を再製作しています。…が!これが今更ながらむ・ず・か・し・い! 久しぶりに作るので余計にそう感じます。
まず、小さいだけに本文印刷に少しのズレがあった時点でアウトなので、プリンタに用紙をセットするところから緊迫の時間が始まります。切るときも事前にガイドラインをひいたお手本を横目に慎重にいきます。きっちりと折ったら位置を合わせて目打ちで穴あけ。糸綴じは、「なんで2折にしたんだ〜」と過去の自分に語りかけつつチマチマと。1折と2折の間をくっつけてボンドで背固めをして、しばし休憩。
乾いたら最大の難関・天地と小口の裁断。これが失敗が多くて…。
切りすぎて欠ける、きれいな四角にならない、裁断面がガタガタ、というわけで、本日無事に本文完成まで”勝ち残った”本文はひとつもなく(!)惨敗とあいなりました…。
技術もないが、そもそも版がおかしいんだよ!と言い訳しつつ、以前作ったときから気になっていた版ズレを直してみました。
これで明日はうまく行きますように。
左画像は羽根のチャーム。本を持つとゆらゆらと揺れるように、輪に通してから栞用の紐を通します。これも久しぶりの作業でけっこうオロオロしました。
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2006年08月31日(木)
2006年08月22日(火)
2006年08月21日(月)
革を漉く [製本の道具]
装丁の王道といえば、やはり革。いつかは作ってみたいと思いながらなかなか機会が無かったのですが、イラストルポライターで手製本作家でもある
CRAFT碧鱗堂BOOKS主宰・内澤旬子さんのblog「空礫日記」
http://d.hatena.ne.jp/halohalo7676/
に革装丁のワークショップの記述があって、読んでいるうちにやってみたいな〜(ワークショップは既に定員に達しており、参加できませんでした)と気持ちが盛り上がってきて、画材店の革コーナーに立ち寄ってみました。ところが、革コーナーには革ばかりで包丁などの切る道具が見当たらずオルファの「別たち」というカッターを購入。
まずは家にあった革のハギレで「コバすき(折り返す部分を薄くそぐ)」をやってみます。もともと薄めでやわらかい革なのと、力の入れ方や刃を入れる角度が手探りなのでやたらに時間が掛かります。しかし、面白いです。紙のように薄くなったところで、適当な大きさのボード用紙に貼ってみます。すごーく伸びが良くて、紙よりこころもち小さく裁断してもよいかもしれません。角の重なり部分も意外ときれいに仕上がる。何より、しっとりと心地いい独特の手触りは、作業していても楽しいものでした。
後から同じものをもうひとつ作ったので、アコーディオン(ジャバラ)型の豆本に仕上げるつもりです。量産するのはまだ大変そうですが、漉く練習を少しずつやっていけばいつか革装丁の本も出せるかな?と野望を抱き中。
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2006年08月19日(土)
ゴム印刀を使ってみる [製本の道具]
先日はんけしくんハガキサイズ10個セットを購入した際に、あわせて買ってみたのが道刃物工業株式会社製の「ゴム印刀3本組」。価格は3本組で945円。印刀(切り出し)・三角刀・丸刀の3本セット。
ようやく豆本用の版画を彫り始めたので試しに使ってみました。今までずっとカッター一本でやってきたので、最初こそ力の込め具合が微妙にうまくいかなかったのですが、徐々に慣れていくとカッターのようなふらつきがなくて使いやすい。
印刀はカッター、デザインカッターの彫り味とギャップが少なく、すぐ馴染む。シャープに彫れるので線がキリッと締まる印象。
三角刀は細ーい白抜きの線が引けるので、さまざまなニュアンスにうまく使えそうです。
丸刀は大きい面積をごっそりはぎとるのに大変便利。これがいちばん使って嬉しかったかも。完成のスピードがこころなしか速まった気もしますし、彫った後の版がすっきりきれいに仕上がって気持ちよいです。
3本ともとても気に入りました!もうカッターは使いません。
○道刃物工業株式会社のサイトはこちら
→こちらのページに該当商品の情報がのっています。
追記(2007/4/16)
使いません!って断言してるけどその後はカッター・デザインカッターの気軽さに戻っています。研がないとどんどん切れ味が鈍るので、パキパキ刃が折れるカッターの手軽さが魅力的なのです。
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