2018年11月07日(水)
栗蒸しようかん [日常]
栗蒸しようかんだと思うのです。
秋のおやつは圧倒的に栗蒸しようかんだと。
…などと言いつつ、私は去年の秋、思うように栗蒸しようかんを食べられませんでした。全く食べなかったとも言い切れないのですが、今年は栗蒸しを堪能できていないなと思っているうちに季節が変わっており、ああ、あの店のちょっとしょっぱいやつ、あの店の大きな栗、と具体的にとても心残りでした。
そして今年こそと思いつつはや11月。そろそろおやつの時間だなと思いつつ自転車を流していた今日、和菓子屋さんの店先の幟が目に入りました。栗色の布地に黄色の文字で「栗蒸し羊羮」。
これはもう、とさっさと自転車を止めて店内に入り、栗蒸しようかんを探すと、団子饅頭練り切りとずらりと並んだショーケースに栗蒸しようかんは残りふた切れしかありませんでした。やっぱりみんな思うことは一つ!と、勝手に誰とも知らぬ人たちと連帯感を持って栗蒸しようかんを買って帰り、無事に今年の初栗蒸しようかんを食べました。
紅茶ともなかなか合うものですね。
こんな感じで、私はだいたい食べ物のことを考えて日々を暮らしています。
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2018年11月02日(金)
十月の夜の部 [観る]
十一月に突入してしまいましたが、先月は十月大歌舞伎・夜の部を観ました。
『助六』、大向こうさんの大当たり!の掛け声に腹の底から納得する、隅から隅まで面白いお芝居でした。
面白いお芝居とは何かというと、その人のことがふと分かったり見えたりすることだと思います。その人、とは役者さんではなく役のことです。まあ、助六と揚巻が徹底的に美しくてかっこよくて。
そして、助六のかっこよさは仮の姿であり、だからこそ徹底的に「かっこよさ」を纏い、揚巻さんもそこに一役も二役も買ってみせる。ふたりの芯の強さに深く感嘆させられたのでした。
助六がなっかなか出てこないなか視覚的には豪華で情報量が多い舞台の前半、これまでは気持ちがはやってしまいがちだったので、今回はただ美しさをじっくり観察してみたところ終始楽しく堪能できました。禿(かむろ。花魁に付く女の子です)ちゃんズの髪飾りのかわいさ。助六は、今後も焦らずゆったり観よう。
ちなみにこのお芝居の私の推しキャラは揚巻さんの友人・白玉さん。過剰なまでに豪華で非日常な吉原スペクタクルな世界の中、意休への啖呵をたったかたったか景気よく切っていく揚巻さんをまあまあそのへんで…ね…とやんわり抑えます。「白玉さん、優しいね…」とふと当たり前の感情が生まれて心和む人物。自分はワクワクするためだけでなくホッとするためにも劇場の席に座っているのだなあと良く思います。
非日常+リラックスの時間を送るためにまた日常をがんばるのです。
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2018年10月27日(土)
ことし初 [日常]
えー?今年、なにも投稿していなかったとは…。
これは…これは誰も読んでいない!!(今書いているので当たり前ですが)。
2018年は長老猫の介護を中心にスタートし、子供の卒園式・入学式や夏休み、運動会を終えて、恒例の疲れ果てる秋を迎えています。芸術でも読書でもなく、ぐったりの秋。
でも、著作の海外版を出していただいたり、猫や犬のイラストを描かせていただいたり、NHKの動物と人の間柄がなにかと素敵な「もふもふモフモフ」に少しだけ協力させてもらったり、親知らずを二本抜いたり、引っ越ししたりと、わりと激動の日々でもありました。
ネタ満載なのに初投稿か…。
でも、初投稿が良いお年を〜じゃなくて良かったし、パスワードを忘れていなくて良かったです(基本は良かった探し)。
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2017年06月01日(木)
「ねこの事典」に手作り猫グッズ [著作・掲載誌]
先月発売されました『ねこの事典』(今泉忠明監修・成美堂出版・1200円)にて猫グッズを制作しております。
ねこの事典本文は、猫の生態や特徴、好きな物やゆかりある場所など、猫に関係するキーワードが詰まった1冊で、どこから読んでもほうほう、と読める一冊です。
そして巻末付近に私が担当しました、手作り猫グッズのページがあります。今回もいつものようになるべく身近な材料で、なるべく簡単に…と心がけて首輪やベッドなど猫さんたち用の道具をあれやこれや制作しました。作り方もイラストつきで載っております。そして実際に猫さんたちが使っている姿も、カメラマン・上村雄高さんに撮影していただきました!
毎回、猫グッズ撮影の時はどんな風に使ってくれるかな?と楽しみに臨み、楽しく過ぎていきます。遊んでくれるとやったー!と本当に嬉しいです。今回は、くつした製のキッカーにあぐあぐしている猫さんの顔が本当にかわいいのでぜひぜひ観ていただきたいです。
もちろん本文の写真も生き生きとした姿がたくさん見られますし、また、小泉さよさんのイラストもかわいくてわかりやすくて素敵です(香箱座りを下から見た図、とか!)。
毎日少しずつ読みたくなる本です。
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2017年05月31日(水)
「ねこのきもち」にてイラスト [著作・掲載誌]
「ねこのきもち」6月号より「イマドキ猫の健康事情」という連載がはじまり、イラストを描いております。
猫と暮らせば時に調子が悪くなるときもありますよね。そんな"病めるときも健やかなるときも"な暮らしに役立つ連載なのです。
第1回目は「猫の医療費ってどれくらいかかるの?」というテーマで、病気別にかかる医療費のグラフが載っていました。病気になるときは事前に選べませんから、医療費がどれくらいかかるものなのか知っておくと参考になります。
我が家の猫も、ある冷え込んだ日に突然血尿をしたことがありまして、慌てて病院に行ったものです。その時は1万円くらいかかりましたが(検査費用、診療費。薬代は別途)投薬とフードの変更で酷くなることなく過ごせてよかったです。
ちなみにこのテーマの回では『採血されている猫の図』を描きました。描いたことがない猫のすがた…!と正直とてもやる気が出ましたよ。なかなか描けませんもの。今後もがんばりますのでよかったら是非、他の記事とあわせてご覧くださいね。
Posted by 西イズミ パーマリンク
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