2006年04月27日(木)
本の仕立て屋さんと手ぬぐい。 [観る]
POLA Museum Annexで開催されていた「本の仕立て屋さん」という展示に行ってきました。
日々慌しくて(引っ越し関連のあれこれ)時間がなく、しかし、どうしても行きたかったので眠らないで行きました。
会場に行くと綺麗なものばかりで(すべて本)すっかり目が醒めました。
豆本をつくるきっかけになった、田中淑恵さんの作品がたくさんたくさん、あれもこれも、「自分で作る小さな本」で実物を見てみたかった作品がすべて並んでいて、興奮・感激。実物の大きさや、細部のつくりを見つめました。実物も写真と変わらず、パーツ・素材の組み合わせ方や色合いが絶妙で、雰囲気と存在感があるものばかり。自分の作品にはまだまだこういう色気のようなものが足りない…と痛感したのでした。
また、山室眞二さんの卓上活版印刷機(というものがあることを初めて知った)による手製本(版画の挿画の入った詩集など)が本当に本当に美しく、こんな美しいものを作る人がこの世に存在するということに感動してしまったのでした。大げさじゃなく、生きるエネルギー(本愛好者のための)がばんばん充満する本たち。
活版で名刺作るぞ!と決意したりしました。活字大好き。
その後、目をランランと輝かせて伊東屋に行き、ギャラリースペースでやっていた「かまわぬ」の手ぬぐい展示を見て、まんまと三枚ほど購入して帰宅。スイッチが切れたように睡眠。
引っ越し屋さんがびっくりするくらいの量が(自分ではわからないのだが…)ある本を、えんえんと詰めるGWになりそうです。50箱は確実にあり。
■5月10日の前後、数日にわたって通販業務をお休みする予定です。
正確な期日は判り次第お伝えします。
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2006年04月21日(金)
帰ってきました。 [観る]
香川県への旅から戻ってきました。
歌舞伎も楽しかったけれど、こんぴら参りも面白かったです。階段も思ったほど疲れませんでした。(本宮までの785段ですが…)
「ことでん(鉄道会社)」のキャラクターことちゃんが異様にカワイかったです。グッズ欲しい!と思ってたらあった。「やあ」「ぽっこり(腹のこと)」と書かれたマグネット…。かわいい。
↓こちらのページにことちゃん画像がたくさん。
http://www.geocities.jp/non20100/kotoden/kototyan.html
(「のん20100のページ」さんより)
私は「うどんをすすることちゃん」にやられてしまったのです。香川県に行かれた折は、ぜひことちゃんに注目してください。
それはさておき、これからたっぷり溜まっている作業をこなしてゆきたいと思います。
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2006年04月16日(日)
2006年03月27日(月)
春の豆本感謝祭 於・町田「シフミス」 [観る]
去る一月に行われた豆本の即売会「まめまつり」でも出展されていた、ヨツモトユキさんの豆本の展示を見に行きました。友人のお誘いです。(ありがとう)
小さな本がずらりと並ぶ姿は壮観です。
→★会場の雑貨店「シフミス」さんのblogにて展示の様子が見られます。
「まめまつり」の時は混雑&早々に完売されていて読めなかったのですが、今回はアレコレ手にとって見ることが出来ました。
小さくてカワイイ世界が豆本という大きさにぴったり似合っていて良かったです。
軽やかでシンプルなイラストと、印象に残る色使いはとても参考になりました。自分にも取り入れられたらなあ。今後格闘していきたいです。
★展示は来週の日曜日まで開催されています。
豆本のほかにも、メモ帳や、布バッグ、ポストカードなど
いろいろな作品があります。
シフミス店内の雑貨やアクセサリーも魅力的です。
うすはりグラスに白いフルーツ柄の小皿(未練を残したもの)。
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2006年02月17日(金)
花森安治と暮らしの手帖展 [観る]
世田谷文学館で開催中の「花森安治と暮らしの手帖展」見にゆく。
壁面にバーッと並べられた「暮らしの手帖」。
一部の記事が拡大されパネルになっているのだが、見開きだけの表示なので、すっきりしないというか、魅力的なコピーに大胆な力技のはいった誌面を見ていると、やっぱり続きが読みたくなる。
本文の版下があったのが個人的にうれしく、スペースに比べて明らかに大きすぎる級数の写植がぎちぎちにつめて貼ってあるのを見ていると、なんだか作っている人の存在そのものがちぎれて貼り付けられている感じがした。
花森氏の印象深いエピソードとしては、
・いい、と思った文章がひたすら書き写されている、何十冊ものノートがあった
というもの。文章がうまくなるにはいい文章を読むのが早道、という考えからしていた行動だそうで、中には同じ文章が何度も何度も写されていることもあったとか。執念にちかい熱心さと誠実さが伝わってくる話。誌面にもそういう部分が大いに反映されているような。
全体的な展示内容としては、先述した消化不良(続きが読みたい!)もあって、古本屋で古い「暮らしの手帖」を買いあさって読む方が面白いかも…、と思ったり。
ただ、花森氏の描いた表紙絵の原画を見られたのはとてもよかった。紙も素材もタッチもばらばらなのだけど、どれも自由さがある、楽しく安らぐ絵です。
帰りにショップスペースを見る。今の「暮らしの手帖」社刊行物も並んでいるのだけれど、展示されていた時代の「暮らしの手帖」との魅力の差はやはり歴然としている。本も生き物だから、仕方ないけれど。
◆暮らしの手帖社サイト http://www.kurashi-no-techo.co.jp/
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