2005年05月18日(水)
なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし [観る]
さて、先日国立国会図書館の展示
「豆本−ちひさきものの世界−」を見学してきました。
まず図書館のでっかさにクラクラ。天井は高いし、飾ってある絵ものきなみ大きいし、自分がネズミにでもなった気持ちになります。
豆本の展示スペースはケース3つくらい。手のひらサイズの展示物にほっとしました。1885年に作られた和綴じの作品、戦後の豆本ブームの火付けとなった北海道・小樽の「ゑぞまめほん(1953年刊)」などの貴重な資料が並んでおりました。
中でも素敵だな、と思った作品が星野麻夫さんのもの。
「赤い靴」「ぢいさんばあさん」などの作品が並んでいたのですが、皮の表紙、皮のはめ込み細工、箔押し文字などベーシックかつ洗練された、それは美しい装丁でした。収集欲にかられます。
ちなみに、展示のパンフレットによると「豆本」のサイズに厳密な基準はないそうで、この展示作品中にも、手のひらより大きめ?な作品もありました。
コレクター市島春城氏(1860-1944)曰く「縦2寸(約6センチ)以下が豆本」だとか。ただし、収集する基準は「縦3寸5分(10.6センチ)×横2寸5分(7.6センチ)」だったそうです。
個人的には「豆」だなーと思う大きさはやはり6センチ以下くらいなのですが、展示物を見てみると本文が読みやすいのはもう少し大きいものなのかな?とも思いました。試行錯誤してみないとね。
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Posted by 西イズミ
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