tobiraya BLOG

豆本の扉やブログ http://www.tobiraya.net/blog/

2022年09月13日(火)

BASEのショップを公開しました [おしらせ]

「扉や」のショップを公開しました。https://tobiraya.thebase.in/
何やらいろいろな申請で戸惑ったり手間取ったりで時間がかかってしまってすみません。手ぬぐいを販売したいだけなのにわたしは一体なにを…と混乱しつつなんとかかんとか。

おいおい、在庫のある豆本、猫型カード、点取り占いなども追加していきたいと思います。商品写真を撮るぞ!(と、自分を鼓舞)よろしくお願いいたします。

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2022年09月05日(月)

『The Paperback Art』のお知らせ [イベント]

MOTOYA Book・Cafe・Gallery(東京都初台)にて行われている展示『The Paperback Art』に扉や・西イズミも参加しています。文庫本をテーマにした展示です。私はいちおう「豆本の扉や」なので、張り切って製本するぜ!と文庫本をハードカバーに仕立てることにしました。

問題は何の本にするかです。本の内容やテーマで選ぶ素材や色合い、見返しなど全てが変わってしまうからです。最初は「猫の本かな〜」と安直に考えていたのですが、これが意外と中々ピンと来るものがない。「じゃあ食べ物か!」と探すも、好みの文庫本は装丁も好きだったりして、仕立て直す気になれず。なんかないか。迷った末に、最近些細なきっかけで読んでみた、森鴎外「高瀬舟」がいつまでもひっかかり、後に没後100年だと知り、こりゃー何かの縁だね!と決定。そうなるとラベルは版画(を加工する)、飾り枠をつける、見返しもなんか模様を入れる…と、ひとつひとつ各パーツの着想が生まれてくるのでした。

さて「高瀬舟」とはどんなフネなのか。これは罪人を遠島にすべく京都から大阪まで乗せていく舟なのです。大抵は親族や知人と別れ、悲しみに暮れる罪人を監視することとなる役人。通常は鬱々と役目をこなすのですが、なにやら今宵の罪人は動じていない。むしろハレバレとして見えるわけです。日々の家庭内ストレスを抱えてモヤモヤしていた役人、動揺します。こいつは一体…?!

一種の「おそろしい子…!(※『ガラスの仮面』を読んでください)」ストーリーなんですが、罪人が話し出すストーリーも、役人が内心に抱える家庭の話も、どこまでも本人視点でしかないので、深読みしようと思えばいくらでも出来てしまいます。疑い深い私は本当かなー?嘘(思い込み)かなー?と斜に構えて読み進めましたが、それでも、弱者がそれ故に幸せをささやかにしか感じることができない社会というものの貧しさ(これは今もです)に憤りや悲しさを感じるのでした。

その後、タイミングよく時代劇専門チャンネルで実写版『高瀬舟』が放送されまして、張り切って観ましたら、自分の思ったのとはかなり違う聖人のような罪人で、いやむしろこっちが正統な解釈か?!と怯みながら観ました。役人は前田吟さんです!残念ながら最後までピンとこない作品でしたが、川沿いに生えているヤナギの木がなにかいい風情で、見返しや飾り枠に使うことにしました。

ちなみにこの話、朗読するとすごく心地よい文です。物語に入り込んで感情たっぷりに読むとかなり楽しいです。北島マヤ(※『ガラスの仮面』を読んでください)にひとり芝居にしてほしい。

というわけで、初台のMOTOYA Book・Cafe・Galleryにてお手に取っていただけたら嬉しいです!

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2019年10月28日(月)

緊急のお知らせ「ねこたち」手ぬぐい不良品について [おしらせ]

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ねこたち柄

扉やが発売した手ぬぐいに不良品があったことについてのお知らせです。

10/26高円寺庚申会館「にゃんこエイド」、10/27「養源寺手創り市」にて販売いたしました扉やの手ぬぐいに問題が起こりました。
手ぬぐいの柄は黒地に白抜きの猫が並んでいるものです。お客様からお知らせ頂いたのは、手ぬぐいが溶けてしまったという現象です。
お知らせいただいたなかで、黒の染料が湿気を含むことで徐々に硫酸化し、溶けてしまう「脆化」という現象ではないかと教えて頂きました。単なる手ぬぐい好きではなく制作し販売する上で、大変恥ずかしいことですが、初めて聞く現象でした。

このような「脆化」の事態を招かないようにするには、製品を仕舞い込んでおかないことが重要であり、湿度を含む要因となる、袋つめでの保管など、もってのほかだったのです。
参考URLを教えて頂きました。
黒色の手ぬぐいが破れた件

私はイベント準備にあたり、早めにアイロンをかけて袋詰めをして扉付きの棚にしまってしまいました。そもそも、引き出し保存でも脆くなりやすいものなのですから、頻繁に出し入れしておくべきでした。完全に私の無知が招いた結果ですので、本当に申し訳なく思います。

黒色染料を大きな面積で使っているのは「ねこたち」だけなのですが、お買い求めいただいたのが他の柄でも不安をお感じになることかと思います。返品、返金のご希望はご遠慮なく連絡くださいませ。
電話080-3710-4598 
メールアドレス tobiraya@gmail.com

この度はご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。「ねこたち」手ぬぐいに関しては委託先からも在庫がありましたら回収いたします。今後の販売も致しません。

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2019年06月01日(土)

東京アートクラフトフェスタに出展します [イベント]

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マメの豆本

6/2に、浅草橋は東商センター3階展示場で開催される『東京アートクラフトフェスタ』に参加します。
えー、おそらく5年か6年か、それくらいぶりのイベント出展です。消しゴムハンコや版画のアート、クラフトのイベントなので、はんこをつかった豆本などを中心に持ってまいります。意外と、イベントでしか売っていない(サイト更新していない)本などがあったので、そんなにギリギリでやってたのかよ!と過去の自分にやや引き気味です。でもすごい新作を生み出す意欲!そこは見習いたい。

そんなこんなで、消しゴムはんこと共に豆本や手ぬぐいもお好きな方がいらっしゃったら、是非のぞいてみてくださいませ。読むだけでもまったく問題なしです!本は読まれないともったいないですからねー。

画像(149x180)・拡大画像(532x640)

また、展示だけの豆本も何冊かございます。ブックカバーや栞も。今回は、「本屋」の構えでやってまいりますー(本来の屋号を思い出した2019年)。

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2019年04月21日(日)

4ヶ月ぶりに [日常]

正月に気まぐれにモバイルフレンドリーなサイト改修に挑戦し、それどころか普通にレイアウトが崩れて戻せなくなってからはや4ヶ月。
10連休になる前になんとかしたいものだなあといじっていた深夜、サイトのレイアウトがついに直った気が(自信はありません)(そしてブログのモバイル用デザインはどうしたらよいのか引き続きわかりません)(htpps…?)。
気になるところはたくさんありますが、見やすくなるようにすこしずつ整理出来たらと思います…。

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プロフィール

西イズミ

扉や(とびらや)

豆本と猫雑貨製作

西イズミ

http://www.tobiraya.net/
twitter : @brunnen_
インドアな本好き。猫の飼い主、豆本作家、雑貨作家、イラストレーター。
現在3冊の既刊があります。その他、猫関係のお仕事をときどき雑誌やテレビでしております。
☆「猫がよろこぶ手作りグッズ」(WAVE出版)
☆「猫との暮らしを楽しむヒント228」(河出書房新社)
☆「作ってあげたい猫の首輪」(河出書房新社)

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