2007年01月10日(水)
2006年12月28日(木)
版下直しの日々と、年末年始について。 [日常]
「がまぴょん」の版下直しで終わってしまった師走でした。情けない限りですが、本日から明けて3日まで、発送のお休みをいただきます。どうぞ良いお年をお過ごしくださいませ。
さて、長すぎた版下直しの日々について。
なぜこんなことが起こるのかといえば、版下の作り方も本ごとにかなり変化(+若干の進化)しているからで、1冊目の豆本である「がまぴょん」の版下は今見るとかなり作りづらいものなのです。ちょっとしたことで切りすぎたり、表裏がズレやすかったり、無駄に失敗を誘発するつくり。要するに、ズサン。いったん気になるとたえられず、直して直して、結局用紙○十枚(一袋に入っているぶん全て)印刷して(すべて無駄に)ようやく「真の決定稿」というフォルダが出来ました。はぁ、やっとここまで来た…。
そして無事製本が出来るのです。年越しでがんばります。
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2006年12月21日(木)
年内の豆本追加について [おしらせ]
なかなか作品追加が出来ず、申し訳ないです。バッドタイミングが続いていまして、今日もいいところでインクが切れてしまいました。プリンタを変えてから、ものすごくインクの減りが早いです。実際、たくさん刷ったのですが(そして結構失敗したり)。
年内の在庫追加は少々厳しいかもしれませんが、予約は歓迎いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、来月受付分より後払い制に移行します。郵便口座も今までの「ぱるる口座」から「振替口座」に変更いたします。通常払込用紙を豆本と同封いたします。(いままで同様、銀行、代引き郵便などの方法も引き続き継続いたします)
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2006年12月16日(土)
ボロ市 [日常]
世田谷ボロ市へ行く。以前、世田谷線(という路面電車がある)がとても身近な地域に住んでいたころから毎年行っている。毎年12月と1月の15・16日に行われていて、400年も続いている。名物はできたての「代官もち」だが、未だに食べたことが無い…。あまりにも長い行列で。そんなわけで、ケーキからおやきから焼き鳥、うなぎ、シャーピンなどなど各種魅惑の屋台で買い食いしながら興味深い出店をみかけると首を伸ばしてのぞく。
古いおもちゃやゲームソフト、クラシックカメラの店はぐっと減って、古い着物がものすごく、増えた。まだまだ流行っているんですね、アンティーク着物。かわいい着物姿の人もちらほら見かけました。着付け練習用や日常着に手ごろなものを買うにはいいかもしれない。ハギレを使った作品など、布モノの手仕事製品はあまり見かけなくなった。以前買ったものでも、年々細部が略されて味気なくなっていたりする。いいものは一期一会だな。
一期一会と言えば、随分前に、ボロ市で古い切手をたくさん買ったことがある。路地を入った奥のほうで、老夫婦が今までのコレクションをごっそり放出しているような、そんな雰囲気だった。全て定価で、素敵なデザインがたくさんあって悩みに悩んだ楽しい買い物だった。翌年も同じ場所へ行ってみたけれどそこには何もなく、二度とその夫婦を見ることは無かった。「あの時もっと切手買っておけばよかったなぁ…」と回想モードに入っていたとき、ある店で古切手のはいった小箱を見つけてしまい、シンクロ具合に思わず数シート買ってしまった。色数の少ない、ぱきっとした昔の切手はよいな。
豆本の花ぎれに使えそうなハギレや、練習用の革も購入。最後に毎度恒例の「縁起物」を探す。昨年は戌の根付ときれいな蜻蛉玉がついたストラップを買ったのだが、今年はなかなかピンとくるものがない。うろうろしていたら、とてもいい顔をした手描きの招き猫が。300円の安さであった。来年はお買い得な年になる予感だ。
天気の良い土曜日なので覚悟していったものの、人手は思ったほどでもなく、ちょっと拍子抜け。1月も開催しますので、お近くの方は是非どうぞ。
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2006年12月15日(金)
元禄忠臣蔵第三部 [観る]
夜型生活のまま、仮眠して国立劇場へ。「元禄忠臣蔵」第三部。討ち入りを終えたところから幕が開き、その後の四十七士の残日録が綴られていく。よく言えば余韻のある、とも取れるが、フェイドアウトの幕引きが多いのは個人的には好みでない。舞台を埋め尽くす浪士たちが勝ちどきをあげる場面は壮観。雪景色の舞台美術も美しかった。
忠臣蔵といえば、みなもと太郎氏が描いた播州赤穂の言葉で描かれた漫画+エッセイ「仁義なき忠臣蔵」をいつも思い出す。まんま仁侠映画フォーマットの忠臣蔵、という作りが非常に印象的。面白い!「冗談新選組」(イースト・プレス)に収録されております。
終演後、併設の資料館でポスター展があると知り、そちらへ向かうとずらりと遠くまで人が並んでいる。これから夜の部もあるのだから出待ちではあるまい。
一方、楽屋口からは次々と役者さんが出てくる。遠くから見えたのは、歌昇さん、三津五郎さん。芝雀さん、信二郎さん、幸四郎さんなど、衣装のままの方もいる。全員が誰かが来るのをじっと待っていた。夜の部を観劇しに来た人や私と同じくたまたま通りかかった人はその豪華な面々に思わず足を止め、同時に「誰が来るのだろう?」と不思議そうにしていた。
ほどなく2台の車がすーっとやってきて、役者さんが一斉に手を合わせた。ああ、とその場に漂っていた疑問が一気に氷解してゆく。車のドアが開き、掲げられたのは先日亡くなられた松竹の永山会長の遺影であった。私たちも手を合わせて車を見送った。車が去った後、その場はすぐに「夜の部」へ向かって動きはじめる。
はっとしつつ、私も資料館へ歩き始めた。ほんの五分ほどの偶然の出来事。あらためて合掌。
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