●自己紹介 西イズミ
1970年代の夏生まれ。
九州の父と甲州の母の間に生まれる。
基本はのんびり大雑把で、時折凝り性になる。子供の頃から猫が好きで
今は家に2匹の猫がいます。
趣味は調べ物をすること。何かを見物すること。
最近は甘いもののお店検索に余念がありません。
見物は歌舞伎や美術館や動物園が好きです。
相撲観戦もここ数年熱中しています。
慢性の肩こりと運動不足を抱えていましたが、歩いたり走ったり子供を産んだり
筋トレしたりするうちに解消してしまいました。
つかれたら銭湯に行くのが好きです。
大人になってから、鳥の声を聞くようになりました。
町にもきれいな声の鳥がいることを知って和みの時間が増えました。
気圧人間なので、台風や嵐の日が苦手です。
<著作>
「猫がよろこぶ手作りグッズ」(WAVE出版)
「猫との暮らしを楽しむヒント228」(河出書房新社)
「つくってあげたい猫の首輪」(河出書房新社)
<掲載誌>
「ねこのきもち」「ねこびより」「Neko-Mon」「フロムエー」
「クロワッサン」「日経MJ」「読売新聞」など
<作品掲載書籍>
「暮らしの手ぬぐい暦」「かわいい写真を撮る方法」
「かわいい写真で作る手紙と雑貨」
「楽しい絵本のつくりかた」「ねこグッズ手作り帖」など
<展示活動>
2015
10月 下北沢July books「七月書房の猫たち」
2014
6月 茗荷谷 Caffe e bar U_U「親子で愉しむ え と ほん展」
1月15-19 西荻窪Fall「ソ連・東欧のマッチラベル展 3×5のユートピア」
2013
8/1-31 茗荷谷 Caffe e bar U_U 「ぷらぐれす展」手拭出品
7/15-28 ギャラリーのびのび荘 「てぬぐいでごあいさつ展」手拭出品
7/5-17 Jamorpains. 「マーマレードと月と、猫」豆本、雑貨、手拭
3/29-4/3 Jamorpains. 「spring Jam」豆本
2012
12/8-24 旅猫雑貨店 「旅猫雑貨展其の十六 豆本と猫」個展5回目豆本、雑貨
2011
11/03 世田谷文学館「世田谷アートフリマin文学館」豆本、雑貨
2010
12/2-28 Caffe e bar U_U「まめしぼり」個展4回目
12/21-27 デザインフェスタギャラリー「pre Cat Vacation」豆本
5/7-21 猫の額(二人展)「ねうねう展」豆本、雑貨
2009
11/24-12/12 カフェギャラリーオルガ「みつまめ」個展3回目
10/23-26 ギャラリーセレスト「豆本浪漫」
2008
11/1-30 Caffe e bar U_U 「にまめ」
9/29-10/5 青山ハウススタジオ「猫楽百貨」
7/7-31 カフェギャラリーオルガ「まめほんびらき」
3/20-24 ギャラリーセレスト「ふくまめ」
2007
10/9-16 ダブルハピネスギャラリー「猫楽百貨」
9/21-30 生活工房ギャラリー「箱の中の豆本たち」
5/28-6/1 神谷町オープンテラス 豆本図書室
5/5 「コミティア80」 豆本合同企画
4/8 第2回「まめまつり」
2006
11月 屋根裏の図書室
1月 第1回 「まめまつり」
●豆本事始
もともと本が好きでした。
家には各部屋に本棚があり、適当にあさってなんでも読めました。図書館、図書室、書店はいつでも好きな場所です。
それから、いつのまにか好きになっていた武井武雄氏。
別冊太陽かなにかで「武井武雄の刊本(趣向をこらした小型本)」を
眼にして、品質の高さと自由で贅沢な遊び心と、「本の宝石」という
ぴったりの呼び名にショックを受けました。
刊本は小型本であって豆本とは違うのですが、
「もし自分が本を作るとしたら」と想像するきっかけになった出来事です。
そして数年前、ある書店で手に取った
田中淑恵さんの本。
開いてみると「本の宝石」を思い起こさせる、可憐な豆本が並んでいました。
矢も楯もたまらず本を参考にアコーディオン式の豆本を作ってみました。
ハードカバー上製本も。
しかし根が適当でイイカゲンなので(今思えば「紙の目」とか完全無視)
仕上がりはあまり美しくありませんでした。
しばらくして、田中淑恵さんが開講されていたミニチュアブック教室に
数度通い、説明を受けながら豆本を作りました。
力の込め方、ノリの入れ方、紙の選び方(主に厚さ)など、
細かな曖昧部分がくっきり明快になってものすごく役立ちました。
紙の折り方ひとつでも、教わるときっちりしよう!と気をつけるもので、
出来た本はそれまでとは比にならないほどピシッと本らしいのでした。
今でもお守りのようによくその本を見ています。
平行して、20代後半にして同人誌即売会に行くようになりました。
私が好きなのは「評論」「旅行」というジャンル。
非常に限定的なジャンル(例・ボールペン)が熱く研究されていたり、
描写力のあるエッセイがあったりマイナーな国の旅行記があったり、
質の高い濃い内容の本と、たまに出会えたりします。
豆本を作りたいけどどんな内容にしたらいいんだろう?と
思っていた自分には「好きなことを書けばいい(逆に言えば、
好きなことでないと一冊の本にまとまらない)」という発見が
よい刺激になったのでした。
その矢先に豆本の即売会「まめまつり」のサイトを発見し、今に至ります。