2006年08月31日(木)
2006年08月22日(火)
2006年08月21日(月)
革を漉く [製本の道具]
装丁の王道といえば、やはり革。いつかは作ってみたいと思いながらなかなか機会が無かったのですが、イラストルポライターで手製本作家でもある
CRAFT碧鱗堂BOOKS主宰・内澤旬子さんのblog「空礫日記」
http://d.hatena.ne.jp/halohalo7676/
に革装丁のワークショップの記述があって、読んでいるうちにやってみたいな〜(ワークショップは既に定員に達しており、参加できませんでした)と気持ちが盛り上がってきて、画材店の革コーナーに立ち寄ってみました。ところが、革コーナーには革ばかりで包丁などの切る道具が見当たらずオルファの「別たち」というカッターを購入。
まずは家にあった革のハギレで「コバすき(折り返す部分を薄くそぐ)」をやってみます。もともと薄めでやわらかい革なのと、力の入れ方や刃を入れる角度が手探りなのでやたらに時間が掛かります。しかし、面白いです。紙のように薄くなったところで、適当な大きさのボード用紙に貼ってみます。すごーく伸びが良くて、紙よりこころもち小さく裁断してもよいかもしれません。角の重なり部分も意外ときれいに仕上がる。何より、しっとりと心地いい独特の手触りは、作業していても楽しいものでした。
後から同じものをもうひとつ作ったので、アコーディオン(ジャバラ)型の豆本に仕上げるつもりです。量産するのはまだ大変そうですが、漉く練習を少しずつやっていけばいつか革装丁の本も出せるかな?と野望を抱き中。
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2006年08月19日(土)
ゴム印刀を使ってみる [製本の道具]
先日はんけしくんハガキサイズ10個セットを購入した際に、あわせて買ってみたのが道刃物工業株式会社製の「ゴム印刀3本組」。価格は3本組で945円。印刀(切り出し)・三角刀・丸刀の3本セット。
ようやく豆本用の版画を彫り始めたので試しに使ってみました。今までずっとカッター一本でやってきたので、最初こそ力の込め具合が微妙にうまくいかなかったのですが、徐々に慣れていくとカッターのようなふらつきがなくて使いやすい。
印刀はカッター、デザインカッターの彫り味とギャップが少なく、すぐ馴染む。シャープに彫れるので線がキリッと締まる印象。
三角刀は細ーい白抜きの線が引けるので、さまざまなニュアンスにうまく使えそうです。
丸刀は大きい面積をごっそりはぎとるのに大変便利。これがいちばん使って嬉しかったかも。完成のスピードがこころなしか速まった気もしますし、彫った後の版がすっきりきれいに仕上がって気持ちよいです。
3本ともとても気に入りました!もうカッターは使いません。
○道刃物工業株式会社のサイトはこちら
→こちらのページに該当商品の情報がのっています。
追記(2007/4/16)
使いません!って断言してるけどその後はカッター・デザインカッターの気軽さに戻っています。研がないとどんどん切れ味が鈍るので、パキパキ刃が折れるカッターの手軽さが魅力的なのです。
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2006年08月18日(金)
歌集「レディメード/センチメンタル」 [おしらせ]
過去の二つの記事で書いてまいりました「歌集」豆本です。
■新しい本。
■発見すること:表紙のソリ
ご縁があって知り合った歌人・小原メイさんの短歌が14首収録されています。サイズは約93ミリ×63ミリ。扉やの豆本「ユビワカタログ」と同じキラキラした白銀と青銀と用紙を使った継ぎ表紙で、見返し用紙は濃紺。クリーム色の本文用紙に濃いセピア色で印字されています。ずっと持っていたような、気持ちに馴染む色合いです。
扉やは本文の版下と製本を担当しました。表紙イラストと帯のデザインと製作は作者の小原さん自身によるものです。小原さんの歌は情景や風景に色彩感があって、表紙のイラストがすごく雰囲気と合っています。
■下北沢のカフェ/CDショップ/ライヴスペース「mona records」にて販売されています。
マップはこちらに。
価格は600円。お買い得な価格です。
散歩の途中などに出会ったら、とてもよい感じの一冊です。どうぞよろしくお願いします。
※扉やのサイトでは取り扱っておらず、店頭のみの販売となっています。
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