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ポケットアート展 [観る]
「雨 眠い」で検索すると膨大な件数がヒットいたします。何を隠そう私も雨(の日)眠い人間の一員。そして季節は低気圧が停滞する梅雨。眠さ大盛りです。更新頻度の低さは伊達じゃありません。
そんなわけで眠りが過ぎて夜型になり、生活に支障をきたしてきたのでむりくり昼型に戻し、本日やっとこさテレビから聴こえる「おはようございます」に違和感を感じない朝を迎えることが出来ました。
そうとなったら出かけねば。ふと思い浮かんだ行き先が一度行ってみたかった文具店、Giovanni(ジョヴァンニ)。
場所はJR吉祥寺駅北口徒歩約10分。しかし、その一角だけ異国の街角から飛んできたような外観。好ましい違和感。扉を開けば色とりどりの透きとおるインク壜、その横にはアンティークのインク壺、ペン先、羽ペンなどが並ぶお好きな方にはたまらない夢の舶来文具空間。お城のペーパークラフトもあれば、足つきのマーブル模様の小箱もあり、シーリングワックスにシーリングスタンプ(もちろん便箋・封筒も)、体温で色が変化する不思議な消しゴムに書き味よさそうなボールペン、手のひらサイズの謎のボードゲームなどなど、魅惑的なものばかり。
「豆本の扉や」として最も魅かれたのは、やはり小さな本棚に並んだイタリア製の小さな豆本。革と紙の装丁があり、私はナポリの風景がプリントされた革表紙の豆本を一冊購入。他にはマルコ・ポーロやダーウィンなど人物のタイトルがついた本(中身は確認できず)、詩集もありました。お値段は2900円くらいから。
お手ごろ値段のものでは、マーブル紙や鮮やかな用紙を使ったコーネル豆ノートも各種ありました。こちらは600円代から。アドレス帳代わりにしたらかわいい感じでした。
小さなお店を思い切り満喫しきって、メインイベントの西荻窪へ。こちらは南口徒歩5分。ギャラリーMADOさんで開催されている「ポケットアート展」を観にいきました。
CDや小物をいれて飾れるポケット付きカーテンに、各作家さんの作品が入っているという企画展で、これで5回目の開催だそうです。秋におこなうグループ展「屋根裏の図書室」の出展者である孔雀洞雑貨舗さんと星屑工房(銀月鱗山猫)さんが参加されているので、ぜひに、と行ってまいりました。
ポケット縦一列ごとに作家さんの作品が入っています。作家さんの数は45人にもなるとか。
工芸品や立体作品、アクセサリー、布を使った作品、フェルト作品、ポストカードなど、多様な作品がポケットに入って並んでいるのですが、離れた所から見ると全体がひとつのフレームに入った作品のようにも見え、なんだか面白かったです。ひとつひとつ拝見しながら、作風に関わらず丁寧さがある作品は「持っていたい」気持ちになるものだなと思いました。あれこれ手にとって好きなものをいくつか購入。
展示は30日まで開催しています。
古い洋館を改装したというギャラリーの佇まいもよく、雨の日にどこか似合っていました。帰途にめったにないような偶然の再会があったりもして、なんだか佳日でありました。
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Posted by 西イズミ パーマリンク
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