2006年02月17日(金)
花森安治と暮らしの手帖展 [観る]
世田谷文学館で開催中の「花森安治と暮らしの手帖展」見にゆく。
壁面にバーッと並べられた「暮らしの手帖」。
一部の記事が拡大されパネルになっているのだが、見開きだけの表示なので、すっきりしないというか、魅力的なコピーに大胆な力技のはいった誌面を見ていると、やっぱり続きが読みたくなる。
本文の版下があったのが個人的にうれしく、スペースに比べて明らかに大きすぎる級数の写植がぎちぎちにつめて貼ってあるのを見ていると、なんだか作っている人の存在そのものがちぎれて貼り付けられている感じがした。
花森氏の印象深いエピソードとしては、
・いい、と思った文章がひたすら書き写されている、何十冊ものノートがあった
というもの。文章がうまくなるにはいい文章を読むのが早道、という考えからしていた行動だそうで、中には同じ文章が何度も何度も写されていることもあったとか。執念にちかい熱心さと誠実さが伝わってくる話。誌面にもそういう部分が大いに反映されているような。
全体的な展示内容としては、先述した消化不良(続きが読みたい!)もあって、古本屋で古い「暮らしの手帖」を買いあさって読む方が面白いかも…、と思ったり。
ただ、花森氏の描いた表紙絵の原画を見られたのはとてもよかった。紙も素材もタッチもばらばらなのだけど、どれも自由さがある、楽しく安らぐ絵です。
帰りにショップスペースを見る。今の「暮らしの手帖」社刊行物も並んでいるのだけれど、展示されていた時代の「暮らしの手帖」との魅力の差はやはり歴然としている。本も生き物だから、仕方ないけれど。
◆暮らしの手帖社サイト http://www.kurashi-no-techo.co.jp/
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2006年02月16日(木)
2006年02月15日(水)
2006年02月12日(日)
忘却の彼方 [豆本製本]
結構製本を忘れています。いや、製本方法はメモしてあるのですが、プリントする過程を結構忘れているのですね。
豆本は各作品ごとに大きさ・ページ数がばらばらなので、どのように印刷するか、ものによって結構差があります。まず使う用紙の大きさ、そして紙の目(曲げやすい方向に走っています)にあわせて印刷する方向が違ってきます。それから、用紙に何ページ割り付けるかも、原稿の大きさなどによって変わってきます。
基本的には一枚の用紙を8分割して表裏に印刷すると16ページになるようにしているのですが、「ユビワカタログ」のような小さい本(本文2.5?)だと、一枚の用紙に16ページくらい割り付けたりもします。
さらに、それぞれ印刷の際に使うソフトも違ったりして、このへんのアレコレがきちんとメモされていないと、後でとても困ります。今、困ってました。過去の自分め。
今日は未来の自分が困らないように、しっかりメモしました。
画像は、今日買った「中華のデリバリー模様の布」。カシューナッツとかお箸とか、中華模様のランチボックスなどの柄が入っています。「麻婆豆腐」とか「叉焼包(チャーシューポウ?)」「炒河粉(よめない。しかも河の字がさんずいでなく、にすいになっていた)」などのメニューが散らしてある。
レシピ用のノートなどを作ろうと思います。
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2006年02月09日(木)
妖精「缶たたき」 [読む]
しめきりがないと作業が遅いです。
よって、今週末は製本三昧と決めました。
サイト用のスペースも、ドメインもとったし!
と、はりきっているところにアマゾンから本が届きました。
最近興味がある妖精本です。
昨秋、軽井沢絵本美術館に行った折、苔むした木の切り株を見て、子供のころマイバースディ経由で妖精にハマったことを思い出したからです。帰りにはしっかり妖精が描かれたブック型の缶を買ってしまいました。
それ以来、缶を眺めつつ、なんとなく「函」入りにするといいんじゃないかなー、とか構想しています。作れるかどうかは別として!
と、やる気を鼓舞しつつパラパラ本をめくっていたところ、上の画像が目に入りました。
妖精の名は「缶たたき」。みんなスゲー迷惑そう。
「ふたつの缶をいっしょにたたくような音をたてる」
「感じられず目に見えず、ただ聞こえる、というだけ」
なのだという。ええー?
順調にこの本にはまりそうです。
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