2019年04月15日(月)
春になってしまった その2 [日常]
この記事は「春になってしまった」の続きです。
ニーニャはみるみる悪くなってしまい、ベッドの中で箱も作らず丸くもならず、ばったり倒れているかのような姿勢でいます。どこも動かさず、じっとしています。
当然トイレにも行けないので、ペットシーツをフリースの布ではさみ、ベッドに敷いていました。フリースなら洗ってもすぐ乾くのでちょうど良いサイズに切って何枚か用意しました。濡れていたらどんどん替えて、足りなくなったらタオルでもなんでも使っていました。
さて、そんな状態の猫に何を食べて貰えばよいのでしょう。「ごはんだよ」とまずはマグロ系の缶詰を指先にほんの少し出して鼻先に近づけてみますが、食べることができません。舌で舐めとることが出来ないのです。
固体は無理か。それではこれだ、とシリンジにペースト状のおやつをつめていきます。ちなみにこのシリンジは「水が飲めなくなったらこれであげるといいよ」と1年前に病院の先生からもらったものです。ペーストは「チーズ仕立て」と書いてあったやつ。ニーニャはチーズの匂いが好きなのです。
ごめんよー、と言いつつシリンジの先を口のはしにさしこみ、ほんの少し中身を押し出しました。すると、なにやらハッ!としたように頭を少し起こし、ふらふらふらふらと上体を左右に震わせはじめました。
「けいれんが起きるかもしれない」と、これまた1年前に腎不全の診断が出たときに先生から言われた言葉を思い出していました。
ついに看取らなければいけないのかも。でも1年間どんなにこの子はがんばってくれただろうか。えらい!と思いつつ、チーズ味だよ〜とか言いながら、ぷるぷる左右に震えつづけるニーニャの口にすこしずつペーストを押し出していきました。こぼしながらも、チーズ味は割と好評なようでした。
これは追加で買わなければ!!
期待を込めてドラッグストアにフードを買い足しに行くのでした。
もう一回つづく。
Posted by 西イズミ
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