2006年08月13日(日)
コミックマーケットC70 [観る]
おそらく4回目くらいの夏コミ。未だ毎回「こんなに人がいるところ見たことがない…」と驚く。私にとっては最も人口密度の高い本の市。商売っ気のない(単に商売っ気のある本とご縁がない)趣味性の高いすごくよい本が見つかります。絵本や研究本、エッセイ・小説など、「コミック」以外の本もたくさん。もちろん、漫画の中にもヨイ感じの本が多々あります。
私が毎回非常に楽しみにしているのが「オンツァケスの森」という夢日記の漫画。「他人の夢の話」といえばツマラナイ話の代名詞みたいなものですが、このサークルによる杉浦茂ばりのアジのある絵できっちり描かれるそれは、自分も夢を見ているような気持ちになれる不思議な世界。何度も読み返してしまいます。
○「マンガ市場ドットコム」にて一部読めます。(全部のページを閲覧するには会員登録が必要です。利用料金はかかりません)
今回初めて買ってみた「チョコミンツ」さんの小さな絵本も良作。サリーというちょっと変わった女の子の話と、カラスの女の子の話が2冊セットになっていて、両方とも浮遊感・開放感があるすいすいとした絵でとても心地よいです。
○チョコミンツさんのサイト http://chocomints.at.infoseek.co.jp/
その他、ダンゴムシ模様手ぬぐいとか、画像の弥次喜多キューピーなど本と並んでグッズを作っているサークルもあります。
○カプリチャナさんのサイトで、手ぬぐい実物が見られます。
ダンゴムシの他に微生物手ぬぐいの画像もありました!ほしい。消しゴムはんこで作られているそうです。手ぬぐいのほかに、ぬいぐるみも作られています。
○弥次喜多キューピーの販売サークル名はわからなくなってしまいました…。
そんなこんなで、2時間くらい会場をぐるぐると回っては本が増えていき、充実感を持ってお昼すぎに帰りました。
私にとって即売会は、人気・不人気で判断するのではなく自分のカンで面白いものを探す喜びがある場所。これは書店や図書館でも同様かもしれませんが、書店に並ぶ作家とくらべ圧倒的に無名の書き手が多いぶん、同人誌即売会の方がその楽しさは大きいのです。
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Posted by 西イズミ
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